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毎月赤字の家計を黒字化に!見直したいポイント

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2016/11/29
  • Relia
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毎月家計が赤字、そこまでいかなくても給料日前には苦しい・・・という方は多いのではないでしょうか。今回は、実際に毎月赤字の方の体験談を元に、黒字化するために見直したいポイントを、金融業界出身の筆者がご紹介いたします。

毎月赤字の家計を黒字化にするには、「振り分け」を取り入れよう

毎月赤字を黒字化するには

毎月赤字を黒字化するには

毎月「家計の切り盛りをしっかりしよう!」と思っても、うまくいかないというAさん。
赤字が続いているといいます。

「私は毎月、夫から生活費としてお金を貰います。毎月同じ額で、その中から子供達の学校諸費や習い事費を払ったり、食費や日用品を買うのに使います。その他の支払い(光熱費等)は夫。貰った生活費は私が自由にやり繰りする分なので、例えば私が一人で外出する際の交通費もそこから。子供達の必要な物を買ったりするのもそこから…と言う感じです。」

学校のそれ以外の集金(写真代やバス代等)や、病院にかかった時等はその都度旦那さんがだしてくれるそうですが、毎月の生活費では足りないとのこと。

予定外の出費等を都度報告したり、家計簿をつけたりはしていないとのことで、支出を把握できていないことが、毎月赤字の原因と見られます。
急な出費には、貯金を切り崩して生活しているそう。

Aさんは、「家計を黒字にする為にも、まずはお財布を分けてみたいと思います。」とおっしゃっています。お財布を新調する前に、練習として、封筒に必要な用途ごとにお金を入れてみてはいかがでしょうか。

赤字になりやすい家計の特徴は、入るお金と出るお金がきちんと把握できていない点にあります。収入を支出が上回れば、当然家計は赤字に。それを防ぐためには、一度すべての収入と支出を洗い出し、振り分けることが必要です。

収入が把握できたら、次は毎月の予算を立てていきます。

まずは固定費。
家賃や駐車場代、生命保険や医療保険、子供の塾の月謝、お小遣いなど、毎月定額を支払っているものをピックアップしていきます。

次に、水道光熱費。
季節によって多少の変動はあるかもしれませんが、平均してどのくらいかかっているかをチェックし、計上します。

貯金をする場合、この時点で先取りしておくと良いです。先に貯金分を分けておくと、残ったお金でやりくりしなければならず、自然と節約の意識が生まれます。

そして最後に変動費。残ったお金で生活するにはどうしたら良いかを考えます。
もし、「残ったお金では生活できない!」という場合には、固定費を見直すことが必要でしょう。

スマホのプランを安いものに変えたり、保険の見直しをしたり、お得な電力会社に変えたりなど、月にかかる固定費を減らすことで、かなりの余裕ができることも少なくありません。

毎月赤字を黒字化にするには、目標に向けて家計簿をつけ現状把握

毎月赤字を黒字化するには家計簿をつける

毎月赤字を黒字化するには家計簿をつける

5年前まで、我が家の家計は毎月赤字だったというBさん。
足りない分は独身時代の貯金を切り崩して生活していましたが、就学前の子供が二人いるので、将来かかるであろう学費のことを考えると不安で不安で仕方がなかったそう。

5年前のお正月に一念発起し、その年の目標を「一年間で50万貯金する!」と決意。
まずは家計の状態を把握するために、その年にかかる車検や車の保険、固定資産税などの大きな出費を書き出しました。

さらに、今まで続かなかった家計簿も今年こそはちゃんとつけようと思い、800円もする家計簿を購入しました。それだけ高い物を買えば、もったいなくて使い続けられると思ったからです。

家計簿をつけ始めて気づいたのは、小さな無駄な出費が多いことです。特に、主人がインターネットで500円から1,000円前後のものを2万円近く毎月買っていることに気がついたそう。

なんとなくは気になっていたものの、一つ一つ金額が小さかったのと、スマホから勝手に注文してしまうので、そのままにしていたものを、パスワードを変更し、勝手に注文できないようにし、何か欲しいものがある時は報告するフローに変更。これで毎月2万近くあった出費は1万円前後まで減らすことができたそうです。

日用品はネットで月に一回、まとめて買い物をするべきです。
本当に必要なものだけ一ヶ月分ため置きしておきます。一ヶ月分も買うとだいたい、送料無料になります。お店の誘惑もなくそれ以外は使わないことが対策です。しいて言うなら、ネットより店舗の方が安いものだけ店舗で買っても良いとルールを決めてしまいましょう。

次に節約したのは食費だとか。
料理が好きなBさん、割高なスパイスや製菓材料、変わった野菜などの購入をやめ、特別な料理は誕生日やクリスマスだけ。普段は近所の激安スーパーのみで買い物することにしました。これで毎月約1万5千円くらいの節約に。

外食は赤字の原因になりやすいものです。
独身時代が長いと外食が普通になり気づいてなくても食費が高くなりがち。自炊を短時間ですますことができれば、光熱費も食費も抑えられます。

一人暮らしなら2万円で外食込みを目安に。毎日、セール品の野菜を買ってそのまま食べるだけで安くなります。ずぼらな人には野菜やお肉を鍋に入れてしまえば健康スープができます。

お米も一度にたくさん炊いて冷凍保存をしましょう。お肉も業務用で買って冷凍保存をすれば一ヶ月お肉を買わなくてすみます。解凍がめんどくさいならベーコンを置いとくと日持ちもします。健康的に魚もとりたいなら缶詰が長持ちして安くておすすめです。調理も楽で魚を買うより楽です。

次はガソリン代の節約です。
ガソリン代は月に3万円以上かかっていたそうですが、私のパート通勤は雨の日以外は自転車で通うことにし、さらに帰りに食料品を買ってから帰宅するようにしました。あと、主人にも原付で通勤してもらいました。これで1万円くらい節約。

家族で出掛けるときはお弁当と水筒を持参したり、お金のかかるテーマパークなどには行かず、ハイキングや海に行くようにしました。

他にも、なるべくエアコンやヒーターを使わなくてすむようなグッズは揃えることで光熱費の節約につながります。ヒートテックにしても着るだけでヒーターがいらなかったりします。はんてんなど昔ながらのあったか衣類も光熱費削減に。

このような日々を続けた結果、Bさんは一年間で53万円貯金することができたそう。
毎月赤字が続いていた時は、無駄遣いに気づいていなかったようです。やはり、面倒臭がらずに自分のお金の使い方、流れを知ることが慢性的な赤字解消に繋がるといえそうです。

毎月赤字なら、固定費の見直しは必須

毎月赤字なら固定費

毎月赤字なら固定費

毎月家計が赤字の場合、固定費を見直すことが黒字化の近道です。
固定費とは、家賃、水道代、電気代、ガス代、携帯代など、毎月一定の金額を必ず支払わなくてはならない費用項目です。反対概念として、変動費(食費、接待交際費など、毎月の支払金額が変動する費用項目)があります。

固定費は金額も大きいだけではなく、見直すことによって大きく減額できる場合も多いので、まずは、固定費に着目を。

たとえば、毎月の携帯代、スマートフォン利用料についても、利用状況を踏まえてプランを見直すことによって、夫婦二人で5,000円近く削減をすることも夢ではありません。

また、入会しているけれどあまり使っていないジム会費などの支出があれば、即座に解約することによって、1万円近い削減が可能です。このように、細かい削減を積み重ねることによって、月額2万円から3万円の削減を成功させることができる場合も多いのです。

さらに、家計管理の責任者を設定しましょう。
家計管理を複数人(たとえば、夫と妻)にしてしまうと、それぞれが無責任な行動を取ってしまうことも多く、使途不明金が発生してしまいかねません。そのような事態を避けるためにも、家計管理の責任者を一人に定めて、その人が家計管理についての責任を負うことが重要です。責任の所在がはっきりすれば、毎日の行動にもハリが出て、使途不明金は必然的になくなるでしょう。

このように、家計管理の工夫をすれば、赤字家計を黒字に変身させることは十分に可能であり、それは工夫の仕方、取り組み方にかかっているのです。

まとめ

毎月家計が赤字の2名の方の体験談を踏まえ、見直しのポイントをご紹介いたしました。まずは、毎月の支出を把握し、固定費に着目してみてはいかがでしょうか。
その上で、細かく削減できるポイントを見つけ、実践していくことで毎月の赤字を黒字化できるはずです!

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