早くお金を貯める方法の最たるものは、宝くじで高額当選することかもしれません。一等前後賞付きを当てれば数億円の当選金になるでしょうから、丸ごと預金に回してしまえばいい話です。しかし、世の中そんなに上手くはいきません。今回はFPの資格を持つライターいぬあつが早くお金を貯める方法をご紹介します。 目次[ 表示 ]早くお金を貯める方法は本当にあるの!?早くお金を貯める方法 貯金箱一気に貯める方法は《無い》!?世の中の預金事情早くお金を貯める方法とは〇〇〇を返すこと!その方法とは早くお金を貯める方法 コーヒーカードと名のつくものを解約してしまうのも早くお金を貯める方法?資産運用はどうなの?運用で早くお金を貯める方法は?早くお金を貯める方法 資産運用お得な話にご用心?早くお金を貯める方法にこだわると最後に早くお金を貯める方法早くお金を貯める方法は本当にあるの!? 早くお金を貯める方法 貯金箱 宝くじで一等を当てる確率より、道を歩いていて自動車事故に巻き込まれる確率の方が高いということをご存知でしょうか? 高額当選で一気に貯蓄ができる人は世の中に稀です。高額当選をしてもぱあっと使ってしまって貯蓄に回さない人もいますから、稀以上に、稀の稀とさえ言えるかもしれません。他に早くお金を貯める方法はないのでしょうか?早くお金を貯める方法について考えてみましょう。 一気に貯める方法は《無い》!?世の中の預金事情 早くお金を貯める方法と言えば、冒頭で触れたような宝くじの高額当選を狙うという方法がまず思い浮かびます。しかし、確率が途方もなく低いため、多くの人は「当たったらいいな」と思いつつ「まあ、無理だろうな」という、一種の諦めのような気持ちを心のどこかに感じながら宝くじを購入しているかもしれません。 これは金融機関の裏話なのですが、宝くじで高額当選を果たした人にはこっそり特別な本がもらえるのです。金融機関の人間だって「あの本を何時か自分が受け取りたい」という夢を抱きながらお仕事をしていることも珍しくありません。しかし、確率の低い話はここですっぱり忘れてしまいましょう。もっと実践できそうな早くお金を貯める方法はないのでしょうか? 実際は……ありません。迅速かつ雪だるま式にお金を貯めるという都合のいい方法は、日本だけでなく世界を探してもないことでしょう。こちら、日本の平均預金額データになります。 参照 : http://www.stat.go.jp/data/sav/1.htm そんな方法があったら平均額はもっと高くなっているはずですね。平均預金額が億を超えていても不思議はありません。筆者だってそんな嬉しい方法があったら教えて欲しいくらいです。しかし、一気に素早く高額のお金を貯める方法はありませんが、地道になら早くお金を貯める方法はあります。 早くお金を貯める方法とは〇〇〇を返すこと!その方法とは 早くお金を貯める方法 コーヒー 早くお金を貯める方法として、宝くじの当選金を別としてすぐに思いつく方法は、無駄遣いを無くすことです。無駄遣いが無くなればその分だけ預金に回すお金が残りますし、預金残高も減りません。結果として、無駄遣いするよりお金が早く貯まるに決まっています。 しかし、無駄遣いをやめろと言われても、そもそも無駄遣いの境界線とはどこでしょうか。 会社帰りにスターバックスでコーヒーを一杯飲むことを楽しみにしている人がいたとします。その一杯で仕事が頑張れているのなら、無駄遣いでないと言えます。しかし、その一杯が無くても生きていけると考えるなら、無駄遣いとも言えます。 また、コスメが大好きな女性がいたとします。新作コスメの発売を楽しみに頑張って仕事をし、お給料でコスメを購入しました。新作は口紅の色が好みでとても気分が高揚しました。職場にもつけていっています。 これって無駄遣いでしょうか?女性は仕事の際に化粧をすることが多いですから、無駄にはなっていないような気がします。しかしそのコスメが高額なら、もっと安い口紅じゃ駄目?とも思ってしまいますね。 無駄遣いについては人によって価値観が多いに異なるところです。また、その人の楽しみを全て無駄遣いだと奪ってしまえば、人生に潤いがなくなってしまいますね。自分の趣味や楽しみをほどよく残しつつ無駄遣いをやめて、お金を早く貯める方法はあるのでしょうか。 そこで考えたいのが、キャッシュカードを銀行に返すという方法です。 カードと名のつくものを解約してしまうのも早くお金を貯める方法? キャッシュカードは口座を作る時に、発行するかしないかを決めることができます。 しかし、その後、不要になったら銀行に返すこともできるのです。銀行に返しても口座自体はなくならず、キャッシュカードを発行しなかった時と同じ取り扱いになります。つまり、お金を下ろすなどの各種手続きはATMではなく、いちいち銀行の窓口に行かなければいけなくなります。これは、非常に面倒です。 なぜこの方法が早くお金を貯める方法になるかというと、カードを返却すると突発的な「欲しい!」「買おう!」という気持ちでお金を下ろすことができなくなりますから、その分だけ残高が減らない、つまり早くお金が貯まるというわけです。 早くお金を貯める方法としてはお金を突発的な無駄遣いができないようにしてしまうという方法が挙げられます。キャッシュカードだけでなく、もしあまり使わないのであれば、クレジットカードも解約してしまうということも一つの方法です。お金をどんどん口座に入れる形ではなく、下ろせず使えないようにする形で残高を増やす方法です。 資産運用はどうなの?運用で早くお金を貯める方法は? 早くお金を貯める方法 資産運用 キャッシュカードのみ解約してしまう話をしましたが、では、「運用をして貯める」という早くお金を貯める方法はないのでしょうか。現実として早くお金を貯める方法に株式や投資信託、債券を使うのはなかなか難しいと言えます。 こういった投資法は、長期を視野に運用することによって配当金や売却によって利益を出します。債券だと利息の支払いも含めて利益を求めるタイプの運用方法ですから、一定期間所持することが利益を出すことの条件とさえ言えるでしょう。 購入してすぐに株式が運よく値上がりしたなら話は別ですが、投資信託や債券はすぐに解約をしてしまうとかえって元金に欠損が出る可能性が高くなります。資産運用をして貯める場合の条件は第一に長期を見据えた運用であるため、早くお金を貯めるのはなかなか難しいかもしれません。 お得な話にご用心?早くお金を貯める方法にこだわると 一気に早くお金を貯める方法はありませんが、《使えなくする》ことによってお金が貯まりやすくすることは可能です。キャッシュカードは口座を作ると同時に作るか作らないかを選択できますが、作った後も銀行側に「いりません」と返すことができると覚えておきましょう。キャッシュカードがないといちいち銀行窓口で下ろさなければいけませんから、結果的に面倒で下ろす頻度が減り、口座残高が減り難くなるという結論です。 なお、早くお金を貯める方法やリターンの多い投資法という誘いがあった場合、詐欺の可能性がありますのでよく中身を確認してください。世の中そんなに上手い話しはありません。 オーストラリアやニュージーランドの債券がたくさん出回るようになった時、その利回りが凄いと評判になりました。利回りは4パーセントから7パーセントくらいでした。また、日本のバブル期の定期預金でも8パーセントくらいでした。 100万円預けて元金保証の上にリターンが年あたり利回り10パーセントや20パーセントなどという話は明らかに怪しいですから、違和感を覚えたら誘いを即決せず、専門家や専門の機関に相談することが重要です。国民生活センターにはこういった投資詐欺などの情報がたくさん集まっていますので、美味しい話には裏があると思って誘いに乗る前に相談することが大切です。どんどん早く貯まるどころか、預けたお金がすっからかんになっては意味がありません。 参照 : http://www.kokusen.go.jp/soudan_now/data/toushi.html 最後に 早くお金を貯める方法 早くお金を貯める方法としては、《使わない》ことが大切です。使わなければそれだけ残高が減りませんから、結果的にお金が貯まるということです。 ただし、宝くじの当選金のように一気に高額を素早く貯めることはできません。下ろさない、あるいは下ろせなければ「お金を下ろしてすぐに買ってしまおう」という無駄遣いができなくなるわけですから、無駄遣いに回す分じわじわと少額ずつ増えて行くという感じです。早くお金を貯める方法というより、残高をお得にする方法と言えるかもしれません。 現実として早くたくさんお金が貯まりますよという方法はありません。もしそういった勧誘があったとしたら「貯金の金利さえこんなに低い時代なのにそんなに美味しい話があるもの?」と勘ぐった方がよさそうです。ただ、使えなくしてしまい、利息をその分だけ付けてもらえれば、ごく少額ずつは貯まってゆくということですね。 お金に関することがもっと知りたい方は、 お金の節約方法|現役FPが教える「今日から簡単にできる節約」 お金を貯めたい人の基本!貯金方法ごとのメリットとデメリット お金の借り方 FPが教える手軽に借りられる3つの方法 を、ご覧ください♪