守護霊の存在信じてる？守護霊についのウソ・ホントと持つべき知識！

守護霊とは、一般的に「人を守る霊的な存在」と位置付けられています。
人は魂であり、肉体が滅んでも霊魂として永遠に存在するという、信仰やスピリチュアリズムなどから派生した思想の中で語られる存在です。

守護霊という存在は、守護神、ガイド、ガーディアンスピリット、ハイヤーセルフなど、いろいろな呼び名があったり、指導霊・支配霊・補助霊を総称して守護霊とするなど、人や信仰によって解釈が違います。
これは、目に見えない存在を定義するという難解さが生んだ解釈の違いであり、どれが正しいのか研究が重ねられていますが、まだ誰も完全に証明することは出来ていません。

しかし、これほど証明することが出来ない「守護霊」の存在が真剣に研究され、語り続けられるのは何故でしょう？
肉体を持つ私達がいる世界が「この世」で、肉体を持たない霊的な存在がいる世界は「あの世」と呼ばれています。
これも完全な証明がされていることではないものの、今の私達の世界では目に見えることだけで理解しようとするには不可解で不思議な現象があり、あの世と呼ばれる場所や、守護霊という存在があるのではないかと思えるような出来事も世界中で報告されています。

呼び名や解釈が違っていても「守護霊はいる」と信じざるを得ないことが、この世には多くあるということなのでしょう。

「守護霊」と聞くと、誰を想像しますか？
一般的には「ご先祖様」と言われることが多いようですが、イエス・キリストやブッダなどの歴史的に偉大で有名な人物や、聖ミカエルや聖ガブリエルなど西洋の大天使を守護霊としている場合もあります。
可愛がっていたペット、自分の前世の人物、誰でもないエネルギー体だという人もいます。

前述しているように、守護霊が誰なのかを証明することも難しいでしょう。
しかし、証明が出来ないということは、自由であり、証明しなくても良いということです。
あなた自身が心惹かれる存在を自分の守護霊だと信じることは間違いではなく、誰にも否定されるものではありません。

守護霊が誰であれ、自分は愛されて見守られていると感じる事は、現実を生きて行くうえでの精神的な支えになります。
例えば、苦しい出来事を乗り越えられたときに、自分ひとりの力で乗り越えたと思う事も自信に繋がるので良いですし、亡くなった大好きな人が守護霊として守ってくれたからこそ乗り越える事が出来たと思う事も「感謝」の気持ちが生まれて心が温かくなりますね。
「守護霊に守られている」と思う事は、自分の人生に幅を持たせることなのかもしれません。

人間には「直感」というものがあります。予感、第六感、第三の目とも呼ばれています。
また、体験していないはずなのに同じ場面を見たことがあるというデジャヴュ。
偶然の一致、何度も同じ現象があるなどのシンクロニシティ、通常だとありえないようなハプニングなど、私達の生活の中には、不思議なことが山ほどあります。
そのどれもが「守護霊からのメッセージ」だとする説があります。

あなたを危険から守るためにワザとハプニングを起こして予定を変更させたり、運命の相手だと気付かせるために何度もバッタリ同じ人に会わせるなどシンクロニシティを起こしたり、あなたの選択は正しいと知らせるためにデジャヴュを見せたり…。
守護霊があなたを導くために、直感やシンクロニシティなどに働きかけて、偶然に見せかけた必然的導きをしてくれているのかもしれませんね。

守護霊の存在が証明がされていないとはいえ、世の中には「守護霊が見える」「守護霊の言葉が分かる」という人もいますし、それを生業にしている人もいます。
しかし、「守護霊の存在」を語る人の全てが本物とは限りません。

メディアによりスピリチュアルが世間に浸透したことで、信仰心の有無に関わらず、誰にも証明が出来ない見えない世界が身近になりつつあります。
スピリチュアルはとても神秘的で、人には魂が存在しているのか？どこから来て、どこに還るのか？森羅万象の謎が解き明かされるような深みがあり、多くの人の心を惹きつける分野です。
その反面、騙そうと思えば、限りなく騙し続ける事が出来る分野でもあるのです。
例えば、現実に良くない出来事が起きて、どうにもならない現状に立たされたとき。
守護霊が見えると語る人物から「この現状を変えるために、あなたに守護霊からメッセージがあります」と言われたら？
藁をもすがる気持ちにときは、普段はスピリチュアルを信じていない人でも守護霊からのメッセージを聞いてみたいという気持ちに駆られる人もいるでしょう。
悲しいときや辛いとき、何かに頼りたくなるのが人間の心理です。

参考程度に、守護霊のことを聞いてみるのは悪くありません。
問題なのは、守護霊が見えると語る人物に、自分の人生そのものを操られてしまうことです。
「あなたに守護霊がついていないので、○万円で守護霊をつけます」「守護霊が、あな
たに～しなさいと言っています」など、守護霊が見えると語る人物の中には、話術のテクニックを駆使してまるで透視をしているかのように言い当ててみせたり、守護霊というワードを巧みに使って相手を自分の思うように洗脳したり、恐怖心を煽って多額のお金を提示して儲けようとする詐欺師が紛れています。

何を信じるかは最終的に自分自身の責任ですが、それでも魅了される世界なゆえに騙される人が後を絶ちません。
守護霊は「人を守る霊的な存在」というのが前提の思想です。
あなたを守るはずの守護霊が、あなたの人生を他人に奪わせるようなことはしないのではないでしょうか？
守護霊の存在が嘘なのか本当なのかの真実よりも、守護霊のことを語る人物の人間性であったり、守護霊を信じるときに自分の意志と騙されない知識を持っていることが大切でしょう。何事も「依存しすぎないこと」が重要ですね！
守護霊のウソ！ホント！いかがでしたか？
守護霊の存在は証明できないけれど、安易に騙されない知識さえしっかり持っていたら、信じてみる事も素敵ですね。