福岡は大宰府にある、宝満山竈門神社。 観光スポットとしては太宰府天満宮の影に隠れがちですが、福岡県内では「縁結びの神社といえばココ!」とまず名前が挙げられるほど知られており、現在でも多くの参拝客が訪れる神社なんです!さらにこちらの神社には、他の神社には無いユニークな特徴も…? 目次[ 表示 ]宝満宮竈門神社ってどんなところ?これが社務所!?おしゃれなデザインで女性にも好評♪宝満宮竈門神社 社務所宝満宮竈門神社 社務所お守りはマストバイ!宝満宮竈門神社 社務所宝満宮竈門神社 むすびの糸 恋守り宝満山にも登ってみよう宝満宮竈門神社ってどんなところ? 宝満宮竈門神社(ほうまんさんかまどじんじゃ)は、福岡県太宰府市の宝満山という山に創建された神社です。主祭神である玉依姫命(たまよりひめのみこと)が、その名の通り「たま(霊・魂)のよ(憑)りつく女性」を指すことから、「魂を引き合わせる」力があるとされ、古くより縁結びの神として信仰されてきました。そのため、境内には、目を閉じながら歩き、辿り着くことができれば恋が叶うとされる「愛敬の岩」や、木に向かって再会したい人のことを思いながら祈ると願いが叶うという「再会(さいかち)の木」といった、縁結びに関する縁起物も複数存在しています。 アクセスは、コミュニティバスを利用するのが確実ですが、太宰府天満宮から歩いて向かうこともできます。また、春には桜が、秋には紅葉が境内を彩り、それらの鑑賞目的で足を運ぶ人の姿も。竈門神社に行かれるのであれば、桜か紅葉の時期がオススメです。もうひとつ、オススメの時期が、毎年4月中旬に開催される、「えんむすび大祭」の日です。この日には、恋愛関係の縁のみならず、仕事との縁など、あらゆるものとの良縁・良いつながりを願い、多くの人がこの大祭に参列します。竈門神社の縁結びのパワーを、最も強く体感できる日と言ってもいいでしょう。えんむすび大祭の開催日は4月16日近辺ですが、毎年微妙に日付が変動しますので、その日の参拝をお考えの方は、必ず事前に調べてくださいね。 これが社務所!?おしゃれなデザインで女性にも好評♪ 宝満宮竈門神社 社務所 via kamadojinja.or.jp 冒頭で、こちらの神社には、「他の神社では見られないようなユニークな特徴がある」とお話ししましたが…その特徴というのが、竈門神社の下宮にある社務所です。一見、少し大きめなくらいで、他の神社とさほど変わらないように見えますが… 宝満宮竈門神社 社務所 via kamadojinja.or.jp 一歩中に入った瞬間、このような姿が目に入ります。まるでどこかのサロンのようで、とても社務所の内装には見えませんよね。こちらの社務所は2012年に、世界的にも有名なインテリアデザイナーの片山正通氏と、神社建築を数多く手掛ける種村強氏の手によって新築されたもの。デザイン性が高いだけでなく、快適で居心地の良い空間となっており、縁結びのために参拝にやって来た若い女性にも好評です。 お守りはマストバイ! 宝満宮竈門神社 社務所 via kamadojinja.or.jp スタイリッシュな社務所の中では、並べられているお守りもスタイリッシュ!そんな竈門神社のお守りの中でも、特に人気が高いのが、こちら。 宝満宮竈門神社 むすびの糸 恋守り via kamadojinja.or.jp 「え、これがお守りなの!?」と驚かれるかもしれませんが、列記としたお守りです。その名も「恋守り むすびの糸」と言います。竈門神社と太宰府天満宮で共通のシンボルとなっている梅の花がデザインされた、小ぶりでシンプルなチャームがアクセント。こちらの写真ではブレスレットとして着けていますが、紐が長いのでネックレスとして身に着けることもできます。赤い糸が、良縁を運んできてくれそうですね♪ 他にも、香り袋付きのお守りや、「一期一会」にかけていちごのデザインをしたお守りなど、女性が持ちやすい、かわいらしいデザインのものが多数あります。出会いを求めていたり片思いをしたりしている友人・知人や、大切な人へのお土産にもぴったりですよ。お守りの授与は午後7時まで行っているそうなので、観光した後でも頂きに向かうことができるのも、お土産にしやすい嬉しいボイントです。 宝満山にも登ってみよう 竈門神社は、神社そのものだけでなく、その立地もまた魅力的です。先ほど説明した通り、竈門神社は、宝満山という山に存在します。宝満山にある神社だから「宝満宮」と付いているわけですが、では、竈門神社の「竈門」はどこから来ているのかというと…実は、宝満山は、別名で「竈門山(かまどやま)」と呼ばれているのです。この「竈門」の由来が何かというのはいくつか説があるようですが、名前からしても、まさに宝満山と切っても切れない関係にある神社ということがお分かりになるでしょう。 その宝満山自体も、霊山として信仰を集めてきた歴史があります。その背景のひとつとしては、宝満山が、かつての太宰府中心部の鬼門(北東)にあたる位置にあるため、厄除けや方除けと結び付けられるようになったとされています(ですので、縁結びが有名であまり知られていないのですが、竈門神社は現在でも、厄除け、方除け、交通安全の神社としての一面があります) 信仰の対象であり、修験者も出入りしている宝満山。この山には、皆さんも登ることができます。標高およそ830mで、山頂に竈門神社の上宮があることから登山道も比較的整備されているため、山頂まで登るのは難しくはありません。ハイキングとして登っている人がいたり、地元の小学生が遠足で登っていたりもします。そう聞くと、「せっかく来たなら、ちょっと頑張って登ってみようかな」という気になりませんか? 宝満山の山頂からは、開けた眺めが堪能できます。天気の良い日には太宰府だけでなく、福岡市や博多湾、その先の島々まで一望できちゃいますよ♪竈門神社を訪れた際には、宝満山登山にもチャレンジしてみてくださいね。