どんな人でも、多かれ少なかれ自分を出せないと感じる人は多いはず。自分を出せていないから良くない事、と決め付けてはだめ。自分を出せないとき、また、自分を出すときの方法を心理カウンセラーの私オハナがお話します。 目次[ 表示 ]自分が出せない理由は、人は成長につれて自分を出すのをやめていく自分が出せない理由とは自分を出せない人は、「今までの自分を信じる」のをやめよう自分を出せない人は、自分を信じることをやめよう自分を出せない人は、「これからの自分」をどんどん信じよう自分を出せない人はこれからの自分を信じようおわりに自分が出せない理由は、人は成長につれて自分を出すのをやめていく 自分が出せない理由とは 私たちが子どもの頃は、笑いたいときに笑い、泣きたいときに泣いていました。大人の都合なんてまるきり考えずに、嫌なものは嫌だと主張し、こうするんだ!といったらこうする!と子ども時代を謳歌してきたはず。自分が出せないこととは無縁でした。 ところが、そこに大人の都合が植え込まれていきます。これは「しつけ」と称されるもののひとつです。「こんなところでそんな大きな声を出したらだめ!みんなに笑われるよ!」と、子どもに言っている親の姿も目にしませんか? ほかには、親の思うとおりの学校に通ってほしいばかりに、ほかの子を卑下してわが子を褒め称えることもあります。または、逆にほかの子のやり方を褒め称えて、わが子のやり方を否定したり。 そうやってわたしたちは子どもの頃から「常識」や「固定観念」というものを、他の誰でもない「親」からしつけされてきたのです。こういうことをしたら、だめなんだ。自分はこうだから・・・。などというように、成長とともに持って生まれた自分の個性を出すのをやめるようになります。 ただ、それらすべてが悪いということでもありません。子どもの頃に発揮していた自分らしさというものを、大人になっても出したままでいると、生きづらくなる可能性もでてきます。 また、場面と状況をみてそこから判断をして、自分がどう動いたらいいか決めていくことも大切といえるからです。「自分を出せない」というよりも、あえて「出さない」ということを選択するようになるのです。 自分を出せない人は、「今までの自分を信じる」のをやめよう 自分を出せない人は、自分を信じることをやめよう 親によってしつけされたさまざまな常識や固定観念。これが自分を窮屈なものにしているんだ!という認識があるのであれば、その教えを信じる必要はまるきりありません。 自分の人生は、自分しか生きていくことが出来ないのですから、窮屈である必要はないのです。「自分を出せない・・・」と悩んで過ごすより、むしろ、自由に自分らしさを出したほうがいいでしょう。今までの自分を信じて過ごすということは、本音を出せないことにもなり、さらに苦悩は増えていくのではないでしょうか。 それは、親が勝手に植えつけたものであり、あなたが自ら選んだ常識や固定観念ではないということに気づきましょう。そのことに気がついた瞬間に、今まで自分を窮屈にさせていた呪縛から解き放たれるのを感じるはずです。 自分はなにものにも囚われていないんだ!と、自由であることを認識するでしょう。とはいえ、100%フルオープンで好き勝手にしていると、人からとやかく言われてしまうのも「社会」というものです。 ここはやはり場面と状況をみて選択をする、ということが大切でしょう。「自分を出せない」と悩んでいる人は、時と場合を考えている素敵な人なのです。 自分を出せない人は、「これからの自分」をどんどん信じよう 自分を出せない人はこれからの自分を信じよう 囚われの身から解放されたあなたは、これからの自分の言動と身に降りかかるすべてのことを信じましょう。自分の考えが正しかろうと社会の常識に反することであろうと、あなたはあなたの考えを持っていて良いのです。 結果的に人から嫌われることもあるかもしれませんが、あなたにとっては「生きやすい人生」になることは間違いありません。「自分を出せない」と悩んでいた人も、これからは自分らしさを育てていくといいでしょう。 逆に言うと、自分を出せない人ほど自分を出している人のことを羨ましく思うのです。だからこそとやかく言いたくなるのです。 おわりに 自分を出せないことに悩んでいると、出て行きたい自分を閉じ込めることになってしまいます。自分を出すということは、想像もできないほどの可能性を含んでいるでしょう。抵抗があるのであれば、なにかひとつ小さな固定観念を壊してみましょう。自分を出せないでいるあなたを変えられるのは、他の誰でもなくあなた本人しかいないのです。