先にお断りしておきますが、「無料の診断で『あなたの守護霊は○○です』と結果が出る」ようには守護霊のことは判明しません。しかし、それには理由があり、その理由についてもお話しています。守護霊に興味があるけれど、診断で出る結果はどうにも違う気がする…というあなたには、何かのヒントにはなるかもしれないお話です。 目次[ 表示 ]そもそも、守護霊って何だろう?守護霊は入れ替わる?守護霊を、あえてタイプに分類するなら、こんな感じ守護霊のタイプは、付いている人の性格にも表れるそもそも、守護霊って何だろう?そもそも、守護霊って何だろう? 守護霊の話をする前に、皆さんにひとつ、お聞きしたいことがございます。もし、全く知らない人に「守護霊」というものを説明するとしたら、あなたならどう説明しますか? そもそも、守護霊の概念も含めたスピリチュアルな領域は、少なくとも肉眼で見えるような世界ではありません。だからでしょうか、スピリチュアルで取り上げられる概念は、その呼ばれ方や定義が曖昧なままになっていることが往々にしてあります。「守護霊」も、また例外ではありません。「複数の役割を持ち、人に付いている霊的存在の総称」として定義している場合もあれば、「あくまでも“守護”を担当する霊のみを表す」と定義されている場合もあります。これが、「自身の守護霊がどんな存在か」を、具体的には把握するのが難しくなっている一因のようにも思います。 とはいえ、「守護霊」と表現した場合には、細かな差異はあれど、共通した概念も多くあります。例えば、「ある人を守っている霊的存在である」という点は、共通です。言葉としては「守護霊」という表現ではなくとも、この点に当てはまる霊的存在については、昨今のスピリチュアリズムの中でだけでなく、昔から様々な文化圏で言及されています。また、「誰にでも、必ずひとりは付いている」というのも、おおよそ共通した考えです。 今回の記事では、こちらの、「特定の人に付いて守護する霊的存在」という定義を前提とした上で、できるかぎり、多くのケースに共通していると思われる事柄に絞ってお伝えします。 守護霊は入れ替わる? もうひとつ、自分に付いている守護霊が、具体的には特定しにくい理由があります。「守護霊は、付いている人の意志や成長に合わせて、新しく付いたり、入れ替わったりする場合がある」からです。 これもまた、守護霊の定義に共通して見られる特徴です。特に、守護霊という言葉に、「付いている人へ指導やサポートをする存在」という意味が含まれている場合、共通して「守護霊は入れ替わることがある」と言われます。ただ、筆者としては、「純粋に守護を行う存在」としてのみの守護霊という言葉であっても、この事実は変わらないと考えています。 理由としては、守護霊は、付いている人の自由意志を尊重するということです。自由意志とは、「自分自身で考え、自分のことに関する選択を行う意志」です。守護霊にとっては、あなたがする選択には、違いはあっても差はありません。ですので、「今日の晩ご飯、何を食べよう?」という選択も、「どちらの会社に入社しよう?」という選択も、守護霊から見れば等しく大切な選択であり、たとえあなたがどの選択肢を選び取ろうとも、守護霊はその選択肢と意志を尊重し、強制的に変更したりすることはありません。つまり、どういうことかというと…あなたの自由意志を受け入れた上で、あなたと縁がある霊的存在の中にその時のあなたに最適な守護霊がいた場合、新たに付いたり、今まで付いてくれていた守護霊と入れ替わったりすることがある、ということです。 守護霊を、あえてタイプに分類するなら、こんな感じ インターネット上には、無料で利用できる守護霊診断なども多くありますが、先ほど触れた理由などにより、「具体的にどんな存在が付いているかまでは、多くの人にとっては分かりにくい」というのが現状です。 …とはいえ、「守護霊に興味を持っているのに、全然何も分からないのはいただけない」と思われることでしょう。実は、大まかに、「こんな感じの存在が付いているんだろうな」くらいのレベルであれば、比較的、把握しやすいものだったりするんですよ。ここからは、それについて、お話していきます。 様々な存在がなる守護霊ですが、大きく分類するとするなら、以下の2つのタイプになります。 ■付いている人と縁のある先祖タイプ付いている人と血縁関係にあった故人、あるいはさらにさかのぼった先祖が、その人の守護霊として付いているというパターンは多いようです。特に、過去生を含めた何らかの理由により、何かしらの縁がある先祖が付く傾向にあります。もし、姿が見えないにもかかわらず、「今の家族とは違うどこか懐かしい気配」を感じたことがあるとしたら、ご先祖様が守護霊としてついてくれているのかもしれません。 ■自然霊タイプ「自然霊」というのも指すものが広い言葉であり、一言で説明をするのは難しい言葉ですが…上記の、先祖タイプ以外は、多くの場合、こちらの自然霊タイプと言っていいでしょう。例えば、龍、龍神、天狗、稲荷などはこちらに当たります。日本の「八百万(やおよろず)の神」の考えを基に表現するならば、ある意味では「神が付いてくれている」とも考えられるでしょう。 また、守護霊の概念は、そもそも「どのような霊的存在が認識されているか」という点に影響を受けるため、文化圏によっても個性が見られます。一部のキリスト教圏では、ひとりひとりに守護天使が付いているとされていますが、これも広義的には自然霊タイプと言えるのかもしれませんね。 守護霊のタイプは、付いている人の性格にも表れる そもそも、守護霊って何だろう? 守護霊は、付いている人と少なからず縁のある霊的存在が、その役割を果たします。そのためか、付いている人と守護霊は、性質的に似ているところがあるとされています。例えば、天狗の守護霊が付いている方は、頭の回転が早かったり勘が鋭か ったりし、強い信念と度胸の持ち主でもありますが、場合によってはまさに「テングになってしまう」ことも…といった感じです。 また、守護霊との間の縁は、魂でつながっている、非常に強いものです。あなた自身は意識していないかもしれませんが、あなたの潜在意識や魂は、しっかりとその存在を認識しています。よってもし、「理由はよく分からないけれど(理由は特にないはずなんだけど)、無性に惹かれる」という種族・タイプなどがいたとしたら、その種族・タイプの守護霊があなたに付いている可能性は高いです。例としては、「龍が絵に描かれていたり、伝承の中で語られていたりするのを見るのが好き」という方には龍の守護霊が、「なぜか幼い頃から、天使の絵に妙に惹かれる」という方には天使の守護霊が付いている…ということですね。 守護霊について知りたい時、最も重要なのは、何よりもあなた自身の直感です。守護霊を知るために守護霊診断などを利用した際にも、「何か、違うような気がする…」と感じたら、その感覚を信用してあげてくださいね。感覚を磨いていくことが、守護霊とより深く関われるようになる第一歩ですよ!