皆さんは、タロット占いにどんなイメージを持っていますか?「敷居が高い」「カードを覚えるのが難しそう」…そんな風に思っていませんか?初めは誰もが初心者であり、タロット占いも例外ではありません。実際、タロット占いでも、初心者でもできる、カンタンな占い方というものは存在するのです。では、どんな方法なのでしょう、ご紹介します! 目次[ 表示 ]タロット占いに正解はない?まずは大アルカナだけを使って占ってみようまずは大アルカナだけを使って占ってみよう1枚だけでもタロット占いはできる!1枚だけでもタロット占いはできる!イエス・ノーをワンオラクルで占ってみよう無料タロット初級講座1[The Tarot Reading 1]タロット占いに正解はない? 本題に入る前に、ひとつ、前提としてお話ししておきたいことがあります。この記事を読んでくださっている方は、早々に驚かれているかもしれませんが…「タロット占いには正解はない」というのが、タロット占いに精通している多くの方の共通の意見のようです。より厳密に言うならば、「タロット占いのやり方には、正解はない」といったところでしょうか。というのも、占星術や四柱推命などの、緻密な計算から導き出される命(めい 生年月日や誕生場所などの不変的な情報を元に、先天的な特徴や運命・宿命などを読み解く占いのこと)と異なり、タロット占いは、「どのタロットカードが出るか」ではなく、「出たカードをどう解釈し、そこから何を読み取るか」というリーディングの部分に、より重きを置かれているからです。 すでにタロットカードの解説本を複数購入している方は、同じカードであるにもかかわらず、本ごとに書かれている意味が違ったりして、「結局どう解釈すればいいんだろう?」と戸惑った経験があるのでは?実は、それはある意味で当然のことと言えます。なぜなら、持っている価値観や判断基準は、もちろん人によっても異なりますし、たとえ同じ人であっても、時や場合によって変動していくものだからです。 そもそもタロット占いとは「偶然性によって生じた結果に意味がある」と考える占いです。ということは、「出たカードに対して占者がどういうインスピレーションを感じるか?」も、そのときの偶然性を構成する要素の一つだと考えます。だから、人によってカードの解釈はバラバラで良いのです。 タロット占いに精通している人は、総じて、リーディングにおける独自の方法や基準を持っていたりします。…というと、「私も自分なりの方法を持たなきゃ!」と焦りを感じるかもしれませんが、そういったものは、実際に占っていく中で、追々確立していくものです。まずは、「何となくしっくり来るかも…?」という意味や解釈を元に、占ってみてはいかがでしょう。その間にも、「タロット占いは、行う人が自由に解釈していいものだ」という認識を意識的に持つようにすると、上達も早まることでしょう。 しかし、そうは言っても、特に初めて間もない頃ともなると、「自由にしていいと言われると、逆に何をしていいのか分からない」ものですよね。そこで、初心者でも簡単にタロット占いを行うためのポイントを、いくつかご紹介します。 まずは大アルカナだけを使って占ってみよう まずは大アルカナだけを使って占ってみよう 一般的にタロットカードは、22枚の大アルカナと、56枚の小アルカナの合計78枚で構成されている…というのは、タロット占いに興味を持っている方はご存知かと思います。ただ、自由度の高いタロット占いにおいては、必ずしも78枚全てを使用する必要はありません。大アルカナだけでも占うことは可能で、実際にプロのタロティスト(タロット占い師)の中にも、大アルカナだけで占う方も多くいらっしゃいます。最初から78枚で占っていくのもいいですが、難しそうだと感じたら、少ない枚数から少しずつ感覚を掴んでいくのもひとつの方法ですよ。 1枚だけでもタロット占いはできる! 1枚だけでもタロット占いはできる! すでにご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、シャッフルしたあと、「どのようにタロットカードをテーブルに並べるか」という方法のことを「スプレッド(展開法)」と呼びます。スプレッドには、多くの占い師によって用いられている定番のものから、占い師自らが生み出して用いているオリジナルのものまで様々ですが、初心者にオススメなのは、「ワンオラクル」や「ワンカード」と呼ばれる、1枚のカードだけを引いてリーディングを行うスプレッドです。 ただ、オススメの理由は、単に「1枚だけなら簡単だから」というものではありません。占う事柄によっては、むしろ1枚から読み取る方が難易度が高いということも十分にあり得ます。しかし、1枚から、かつ、簡単な質問から始められる手軽さは、やはり初心者にとってはありがたいですし、逆にシンプルだからこそ、極めることでどんな内容にも対応できる可能性も秘めています。手軽に始められる基礎的なスプレッドであり、最も応用が効くスプレッドでもある、ということですね。最初の段階である程度この方法で要領を掴んでおくと、タロット占いのやり方が、知識としてだけでなく、体感として落とし込みやすくなるはずですよ。 イエス・ノーをワンオラクルで占ってみよう では、ワンオラクルで占ってみましょう。先ほども触れた通り、ワンオラクルは応用が効くので様々な利用法がありますが、今回は、正位置と逆位置を利用したイエス・ノーの占い方についてご紹介します。 無料タロット初級講座1[The Tarot Reading 1] via www.youtube.com こちらの動画の9分頃から、実際に占っている様子を確認することができます。基本的には正位置ならばイエス、逆位置ならばノーと解釈しますが、さらに出たカードの意味を重ねることで、イエス・ノーの理由や条件を知ることができるようにもなっています。見せ方や解説も丁寧なので、ワンオラクルでの占い方の一例としてだけでなく、シャッフルやカットのやり方を動きで確認するのにも便利です。興味のある方は、ぜひ一度、参考にしてみるといいでしょう。 いかがでしたか?占いの上達は、とにかく実際にやってみることが一番です。この記事を読んでやりたくなったのであれば、ぜひやってみてくださいね!