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おみくじの順位、正しく言える?知っておきたいおみくじの基礎知識

おまじないおみくじ占い幸せ意味発展

2017/02/20

おみくじを引いて一番気になるのが、大吉や凶などの結果ですよね。しかしたくさんあるそのおみくじの順位を正しく言える人はとても少ないそうです。今回は、おみくじの結果の順位と、知っておきたい知識についてご紹介します。おみくじを正しく活用して、いい1年にしましょう!

おみくじの順位を知るために、基礎知識を身に着けよう

日本に限らず、古代社会では物事を決める時には「占い」が行われていました。
亀の甲羅のヒビの入り方で政治の方向性を決めたり、神の意志を占うために「くじ」を引いたりしていたというのは、歴史の授業で習ったことがあるのではないでしょうか。

そしてこの「くじ」こそが、おみくじの起源とされています。

鎌倉時代の初めには、「寺社に参拝した個人が自分の吉凶を占うために引く」という今のようなスタイルが出来上がっていたと言いますから、歴史的にもとても古いものなのです。

現在ではおみくじは、神社(神道)でもお寺(仏教)でも引くことができます。
しかし内容やデザインはその寺社によって様々。
例えば恋愛や縁結びにご利益がある神社では、書いてある内容も女性向けになっていたりします。

最近では「こどもみくじ」という、子どもにも分かりやすいおみくじが引ける神社も出てきました。
いろいろなバリエーションがあると、引く楽しみが増えますよね。

とは言え、おみくじの形式はある程度決まっています。どこの寺社で引いても構成はこんな感じでしょう。

①番号(何番まであるかも寺社によって異なります)
②運勢(書いてあることが文章でざっくりまとまっています)
③吉凶(一番気になる、大吉や凶など)
④和歌(訳が書いてあることも多いです)
⑤項目別の運勢(恋愛、縁談、引っ越し…いろいろな項目があります)

この中で一番気になるのは、もちろんおみくじの順位ある、③の吉凶ですよね。
でも年明けに友達と「半吉引いちゃった」「小吉だったよ」などと報告し合うとき、実際どちらがどう良かったのか…はっきり理解できていない人も多いと思います。

おみくじの順位について理解しよう

おみくじの順位/基礎知識

おみくじの順位/基礎知識

実はおみくじの順位である、「吉凶の数」は寺社によって違います。
よく見る一般的なパターンは7段階。
これは「大吉・中吉・小吉・吉・末吉・凶・大凶」という順位になっています。

「えっ!?大吉の次が吉だと思っていた!」という人、いませんか?

実は、吉よりも小吉の方が順位が上なのです。
またどうしても中途半端なイメージの中吉も、
大吉の次というラッキーポジションについています。

大勢で初詣に行っておみくじを引き、見せ合ったときに「どっちが上!?」と迷っていた人は、次の機会には正しい順位を教えてあげてくださいね。

また「末小吉」という結果を引いた経験はありませんか?
おみくじの順位が7パターンではなく12パターンある寺社では、この末小吉というちょっと謎のおみくじが存在します。

12パターンの場合は
「大吉・中吉・小吉・吉・半吉・末小吉・凶・小凶・半凶・末凶・大凶」
という順位になっています。

このおみくじの順位も驚きですね。
例えば凶シリーズにこんなに種類がある事や、その中でも凶はまだマシな順位である事。
そして末小吉は「吉」という文字が入っているにも関わらず、凶に一番近いということ…

もしかしたら今まで、おみくじの結果を違うように解釈していたかも知れませんね。
せっかくの吉凶占いですから、おみくじの順位は正しく理解しておきましょう。

おみくじの順位結果に縛られてはいけません

おみくじの順位/内容

おみくじの順位/内容

しかし「毎年おみくじを引いているけれど、凶なんて引いたことが無い」という人もいることでしょう。
それもそのはず、実は「凶」という文字の入ったおみくじが入っていない寺社もたくさんあるのです。

これは「新年から参拝者にネガティブになって欲しくはない」というお寺や神社の心遣い。
凶が入っていても、そのパーセンテージを少なくしている寺社もあります。

だからこそ、もし「凶」を引いてしまっても悲しまないでください。
逆に考えると、凶を引く人が減っている=希少価値が高い!ということでもありますから。

そして、ついつい「吉凶」の結果に縛られてしまいがちですが、おみくじでしっかり読んでおいたいのは「何を語られているか」ということ。
順位であれこれ思い悩む前に、神さまからのメッセージにきちんと耳を傾けましょう。

そもそも、7パターン・12パターンのように吉凶の順位が決まっていないということは、そこに大きな意味は無いということ。
「大吉」「末吉」などは、目を引くためのキャッチコピーのようなものです。
そう、大切なのはおみくじに書かれている中身なのです。

そこで見ておきたいのは、②の運勢の部分。
ここには「人の後ろに隠れず、堂々としていること」「なにごとにも勇気と決断をもって進むこと」「方針を立てて、着実に歩むこと」などの人生の指針となるアドバイスが書かれています。

慌てて大きな決断をして失敗してしまったり…思わぬチャンスが来たのにうまく使うことができなかったり…人生にはそんなことがたくさんありますよね。
しかしおみくじの運勢欄には、あなたがどのような気持ちで生きるべきかがきちんと書かれているのです。

神さまからのアドバイスに従って生きることで、凶は吉に転じます。
逆に「大吉だったから何をしても大丈夫」と、浮ついた気持ちでせっかくのおみくじのメッセージを無駄にした生き方をしていては…せっかくの大吉が、悪い運勢に早変わりしてしまいますよ!

おみくじの順位が悪かった時は?運の期限は?

おみくじの順位/運

おみくじの順位/運

最後は、おみくじの期限について。

たまに見かけるのが「いい結果を引くまで、何度でも引き直す」という人です。
しかしこれはあまりおすすめできません。
1回自分の手で引いたメッセージは、素直に受け止めるのが良いでしょう。

しかし納得がいかないおみくじの順位や内容を1年間引きずるのも、嫌ですよね。

そんな時は、別の日に別の神社仏閣で引き直すようにしましょう。
とは言え、そこでもっと良い結果が得られるとも限りませんが…

「凶を引いてしまった!違う場所で引き直そう」と思ったのなら、おすすめのやり方があります。
それは、引いた場所で宣言をしておくこと。

「凶を引いてしまいましたが、来月〇〇神社で引き直します」
「それまではこのアドバイスに従って謙虚に生きておきます」
「どうか、この結果が吉に変わりますように!」

このように、引いたおみくじの順位結果や内容を1回しっかり受け止めて、運の期限を自分で決めるのです。
その先の運勢がどう変わるかは、自分次第ですよ!

まとめ

おみくじの順位結果や内容次第で嬉しくも悲しくもなってしまう、不思議な占い「おみくじ」。

私たちの生活の中に昔から定着している、とても日本らしい文化です。
せっかく引いたなら、理解を深めて楽しむようにしてください。

そして、あなたに向けられた神さまからのアドバイスをしっかり受け止めていきましょうね!

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