手相はその人の運勢が刻まれていると言われています。さて・・・手相を占うのは、右手?左手?男と女でも変わってくる?どちらを見たら良いのでしょうか。今回は「手相の右手と左手」をクローズアップしてご紹介します。 目次[ 表示 ]手相は利き手で見る?!右手と左手、どちらで見るか実は正式に決まっていることはない右手と左手、どちらで見るか実は正式に決まっていることはない陰陽で考える右手と左手の意味脳科学で見る、積極的な手と消極的な手右手と左手、ぜんぜん違う手相の場合は?世界で違う!手相の見方結局・・・右手と左手、どっちの手相を見る?結局・・・右手と左手、どっちの手相を見る?手相は変化する?手相の有効期限は?人為的に手相を描き運命を変えてみよう!手相の見方手相は利き手で見る?! まず、利き手が後天的な運勢を、逆が先天的な運勢を司ると言われています。 利き手が非常に良いのに、逆がとても悪い…そんな場合は利き手が日常の考え方や行動によって好転した場合と言えますし、逆の場合は暗転した結果と言えるでしょう。 利き手は日頃の行動や考え方によって現れた結果として見て下さい。 しかし、この説は諸説あり、女性の場合は右手が未来の運勢、左手が過去の運勢。男性はその逆という説もあります。出来れば両方の手を総合的に見るのが良いとされています。それは脳の働きです。 直感、情緒、感情、想像力を司っているのが右脳。言語、計算、理性、現実性を司ているのは左脳。 これを手に置き換えると物理的な左脳の影響を受けているのが右手。精神的な右脳の支配の影響を受けているのは左手とされています。 ですから、右手には物理的変化が、後天的な物や相手に現れる影響などが現れ、左手には精神的変化が、先天的な物や相手から授かって居る物が影響され現れると言われています。 ただし、左利きの方は、左手は脳の役割も正反対となるので、逆に見るのが妥当と言えるでしょう。 右手と左手、どちらで見るか実は正式に決まっていることはない 手相を右手で見るか、左手で見るか。どちらが正しいのでしょう?実は「正しいことは決まっていない」というのが正解です。 手相術という概念は、紀元前3000年~5000年の古代インドで発祥したというのが有力なのだそうです。その後、エジプト、ヨーロッパ、中国、日本など世界各地に広まったと言われています。 手相占いの歴史は古く、紀元前3000年~5000年の古代インドで発祥したという説が最も有力です。古代インドで発祥した手相占いは、紀元前までにエジプトやギリシャなど、世界中に広まったと考えられています。その後、西洋からアジア諸国に伝わっていき、日本には明治時代末期から大正時代初期頃に伝来したと言われています。 そのため手相には、その国々の思想から派生した流派がいろいろあり、流派によって右手で見るか、左手で見るかも違うのです。手相の研究が進んだ結果、伝統的な手相術が変化してきたという歴史もあります。 右手と左手、どちらで見るか実は正式に決まっていることはない 陰陽で考える右手と左手の意味 男性は左手の手相、女性は右手の手相を見るというのを聞いたことはありませんか?これは、中国の陰陽五行説の考え方によるものです。男性は陽とされ、物を動かす力・太陽・上・左を表します。女性は陰とされ、物を形作る力・月・下・右を表します。 また、日本神話の古事記でも、イザナギが左目を洗うと天照大神(太陽)が生まれ、右目を洗うと月読命(月)が生まれたというところから「男性=太陽=左」「女性=月=右」と表し、日本の手相術に影響を与えています。 脳科学で見る、積極的な手と消極的な手 現在の日本では、両手を自然に組んだ時に、右手と左手のどちらの親指が上下になっているかで見るのが主流になっているようです。親指が下になった方の手を積極的な手、親指が上になった方の手を消極的な手として、手相からの運勢を占うのですが、これは脳科学の研究から手相を判断した方法です。 ●親指が下になった方の手は「積極的な手」※線が増えたり伸びたりなど変化しやすい運命現在と未来顕在的能力経験や努力で変えていける運後天的な性質 ●親指が上になった方の手は「消極的な手」※生涯を通じて、線はあまり変わらない宿命過去潜在的能力生まれながらにして持っている運先天的な性質 積極的な手は運命を示していますが、環境や経験、そして本人の努力により、線がどんどん変化していきます。「未来や運命は変えられる」ということですね!一方、消極的な手は宿命を示しています。潜在的に才能がある線が刻まれていた場合、今はまだ才能開花していなかったとしても、将来は開花する可能性が高いのです。 また、脳科学で見ると、左が積極的な手(左親指が下)の人は左脳型で、合理的かつ理論的。右が積極的な手(右親指が下)の人は右脳型で、芸術的かつ直感的とされています。 手相と脳科学の関係、面白いですね! 左脳は合理的で、論理的で、科学的な思考を制御しており、右脳は芸術、創造性や直感が宿る場所となっている、と考えられている。 右手と左手、ぜんぜん違う手相の場合は? 右手と左手の手相が違う時は、両方の運を持っていると言えます。その時は、違うもの同士の手相がお互いに補える要素があると読み取れます。 例えば、運命線が太くハッキリと刻まれている手と、運命線が薄い、または運命線が無い手だった場合は、その全く意味が違います。太い運命線は、自分の主義主張がハッキリしています。運命として社会的役割が決まっていたり、その運命を引き受けるという側面もあります。薄い運命線は、協調性があり、環境や状況に合わせながらマイペースに過ごし、社会的役割を柔軟にこなしていきます。 運命線が太くしっかりとしている場合は、非常に濃い運命線の持ち主は、運命付けられた仕事や人生がはっきりと決まっている方が多いと思います。その仕事や人生がうまくいく、いかないは別として、その運命からは逃れられないという意味と考えられます。 運命線が薄い・無い人は、協調性があり慎重なタイプで、自ら我が人生を切り拓くというより、環境や状況に合わせ、周りの人に助けられたり引き立てられながら、マイペースに人生を進んでいく人です。 この2つの相反する手相を両手に持っている場合、自分の主義主張は持っているものの、周囲の状況に合わせて柔軟に自分の主張を和らげながら、運命に定められた社会的立場をマイペースにこなしていける能力があると言えるのです。 世界で違う!手相の見方 手相をどちらで見るかは、世界的地域で異なります。 ヨーロッパの手相観では男性は左、女性は右を中心に見ます。日本でもこの様な鑑定師がいますが、根拠がはっきりとしていません。 インドでは、利き手を使って肉体労働をしている男性には傷が付きやすいのでその逆を、女性は肉体労働をすることなく、シワが出やすい利き手を見て鑑定しているとの事です。 インドの場合だと左手で労働をされている方だとしたら、左手の手相を見てしまえば、傷が多くどうしても右を見るしかないでしょう。 右脳、左脳の働きで触れましたが、やはり両方を見て判断するのが妥当と言えるのでは無いでしょうか。 結局・・・右手と左手、どっちの手相を見る? 結局・・・右手と左手、どっちの手相を見る? 手相の発祥、歴史や研究などを知ると、どちらの手が正しく占えるかではなく、右手にも左手にも、先天的あるいは後天的な自分の運勢が刻まれているということが分かります。どちらを優先とするのではなく、両手を見て総合的に判断するのが良いですね。 手相術・・・知れば知るほど、深い世界ですね。右手も左手も、自分の大切な手ですから、どちらの手相も参考にして、自分の人生を開拓していきましょう! 手相は変化する?手相の有効期限は? 手相は丘、つまり手の膨らみも見ます。加齢による変化や季節、習慣によっても線や丘は変わります。手を握り締める習慣がない場合、その線は薄くなるでしょうし、乾燥する冬場になれば乾燥肌の方の手には大量に線が描かれるという事となってしまいます。 年齢に囚われないで見る事も可能ですが、やはり一例として結婚線が40代になるまで出なかったのに40代になって出てしまい、これはどういう事だろう?と既婚者の方が首を傾げてしまうような場合や、独身の方が若い時は結婚線、恋愛線が大量にあったのに、加齢と共に消えてしまった…もしくは悪い傾向になってしまった…という事もあります。 ペンを手に日常で文字を書く方、もしくは使っていても今はキーボードになってしまった方。三大線と呼ばれる知能線と感情線、生命線すらもかなり変わってしまった場合も多々あります。 そもそも手相の有効期限は鑑定して3ヶ月以内という説があります。 それ程激しく変わるものであり、目に見えなくても変わっていく細かい掌線があると言うことです。 手首に近くなるほど変わりにくく、手先に向かって変化していきます。手相から年齢を割り出す時、手首に向かって行くに従って年齢が上になる事により、手先が上の方の年齢が上になる事から、自分の年齢を考えると掌の半分から上の方の掌線が変化しやすいと言えます。 非常に変化しやすい掌線の代表としては感情線や頭脳線、生命線などが挙げられます。 人為的に手相を描き運命を変えてみよう! 手相の見方 ん???と思われる方もいらっしゃるでしょう。金運や恋愛運を良くする為に人為的に金色のペンで線を書き込んでその運勢をアップする方法です。 書籍にもこの手段が書かれているのもあり、人気な様ですが、本当に運勢がアップする物なのでしょうか? どうやらこれは「書く事により、信じる事でポジティブになる」という心理的効果を狙っているともいえます。 良い結果を導く為に手相を書き換える事で「自分の手相は変わったから運気は上昇する」と思い込むことで、精神的に手相のここが悪いから自分は駄目なんだ…というネガティブな思想を書き換えるのが主な目的とされています。 どうやら金色のペンで無くても良い様です。要はポジティブに生きる為の手相書き換えによって、それを現実化するという手段ですので、金色でも黒のマーカーでも書き換えて、これが本当の手相なんだ!と信じる事が有効な手段として捉えられているのでしょう。