石畳の階段の頂上から、参道の先の海まで、一直線の夕日が沈む光景をみる事ができるパワースポットがあります。「光の道」として、嵐が出演するJALのCMで有名になったことでも、ご存じの方も多いかもしれません。CM放送後、ファンもさることながらその絶景を一目見ようと各地から参拝客が殺到した話題の宮地嶽神社をご紹介いたします。 目次[ 表示 ]嵐出演JALのCMロケ地!宮地嶽神社の”光の道”が絶景過ぎる!!JAL JAL先得「旅の出会い 光の道」嵐 大野智 櫻井翔 相葉雅紀 二宮和也 松本潤光の道全国の宮地嶽神社の総本宮【福岡宮地嶽神社】全国の宮地嶽神社の総本宮【福岡宮地嶽神社】金銅製壷鐙宮地嶽神社の歴史宮地嶽神社の歴史宮地嶽神社で“光の道”の光パワーをいただこう宮地嶽神社で“光の道”の光パワーをいただこう光の道だけじゃない!3つの日本一を誇る宮地嶽神社!!大注連縄大太鼓大鈴宮地嶽神社・奥の宮八社を巡ろう!!宮地嶽神社・奥の宮八社を巡ろう!!一番社・七福神社二番社・稲荷神社三番社・不動神社四番社・万地蔵尊五番社・恋の宮六番社・三宝荒神七番社・水神社八番社・薬師神社宮地嶽神社:アクセス嵐出演JALのCMロケ地!宮地嶽神社の”光の道”が絶景過ぎる!! まずはこのCMをご覧下さい。 JAL JAL先得「旅の出会い 光の道」嵐 大野智 櫻井翔 相葉雅紀 二宮和也 松本潤 via www.youtube.com 2016年2月より放送されたJAL先得の新CM「旅の出会い~光の道 編」。 放送直後、撮影地がインターネット上で話題となり、足を運ぶファンが激増。境内で記念撮影をする姿が見られ、「嵐のコンサートチケットが手に入りますように」と書かれた絵馬が並んだようですが、現在は落ち着きを取り戻し、足を運んだ日も平日だったことも手伝って、ゆっくりとした時間が流れていました。 光の道 via www.miyajidake.or.jp 嵐のファンだけではなく、この「光の道」の絶景ぶりが大きな話題になり、光の道を目的に足を運ぶ人も多いようですが、ただ漠然と夕方に訪れてもダメ!この“「光の道」のパワーをいただく方法” についても後半でご紹介したいと思います。 全国の宮地嶽神社の総本宮【福岡宮地嶽神社】 全国の宮地嶽神社の総本宮【福岡宮地嶽神社】 via www.miyajidake.or.jp 宮地嶽神社は福岡県北部の福岡市と北九州市の中間、宗像市なども近く、のどかなところにあります。海岸が近く夏には海水浴客などで賑わっています。宮地嶽神社は、日本最大級の石室古墳を有する宮地嶽(山)をご神体とし、多くの品々が出土していて、そのうち20点が国宝に指定されています。 金銅製壷鐙 via www.miyajidake.or.jp また、こちらの宮地嶽神社は、全国に鎮座する宮地嶽神社の総本宮。参道の石畳の階段を登り終えると、ふと空気が変わるのを感じます。また、境内から見える宮地嶽は、ご神体といわれるだけあって、自然のパワーを感じます。 宮地嶽神社の歴史 宮地嶽神社の歴史 via www.miyajidake.or.jp 創建は、約1600年前。ご祭神は、「息長足比売命(おきながたらしひめのみこと)」別名「神功皇后(じんぐうこうごう)」で、第14代仲哀天皇の后で応神天皇の母にあたります。古事記、日本書紀などによると、朝鮮へ渡る際にこの地に滞在され、宮地嶽山頂より大海原を臨んで祭壇を設け、天神地祇(てんしんちぎ)を祀り「天命をほう奉じてかの地に渡らん。希(ねがわ)くば開運をた垂れ給え」と祈願され船出したとあります。その後、神功皇后のご功績をたたえ主祭神として奉斎し、随従の勝村・勝頼大神を併せ、「宮地嶽三柱大神(みやじだけみはしらおおかみ)」としてお祀りしました。 以来、宮地嶽三柱大神のご加護のもとで事に当たれば、どのような願いもかなうとして「何事にも打ち勝つ開運の神」として多くの方に信仰されるようになりました。 宮地嶽神社で“光の道”の光パワーをいただこう 宮地嶽神社で“光の道”の光パワーをいただこう via www.miyajidake.or.jp 参拝した事はあっても、参道の一番上から夕日の景色がきれいだという事を知らない人が多く、最近はCMを観て改めて訪れている地元の人も多い宮地嶽神社ですが、かく言う筆者もその1人。「光の道」を求めて夕日が沈む少し前に参拝してみましたが、同じ時間帯から参拝の方が増えていました。 実はこの「光の道」、本当にまっすぐ海岸まで一直線に夕日が沈む時季は、年に2回!毎年2月20日と10月20日くらいの2週間と言われています。 年に2回、目前に広がる宮地浜の海に落ち行く夕陽は、鳥居や参道の先に真っ直ぐ沈み、神社と海岸、そして相之島が一直線で結ばれます。今年、秋のその日は10月18日(日)。宮地嶽神社では夕陽の祭が開催されます。神社では、ご祖先様が坐(マ)します彼の世(あのよ)と この世が一直線に繋がる日として大切にされてきたのです。夜には願い事が書かれた約3000本の竹灯にご神火が灯されます。 嵐のCM放送前は参拝客が自由に石段に腰をおろして光の道を眺めていたそうですが、2月のタイミングでは殺到した為、整理券を配布して人数制限が掛かったのだそう。次回は10月、必ず見たいという方は早めに足を運ぶといいかもしれませんね。 もちろん普段の夕暮れも「光の道」はお見事!!ぜひ、現地でその光のパワーを体感してみてくださいね。 光の道だけじゃない!3つの日本一を誇る宮地嶽神社!! CMで話題になった光の道は絶景で有名ですが、他にもいくつか見どころがありますので、ご紹介していきましょう! 注目は「三つの日本一」!大注連縄・大太鼓・大鈴の3種は日本一を誇るもので、特に参拝の方から信仰を集めています。その大きさに驚かれる方も多いでしょうね。 大注連縄 via www.miyajidake.or.jp ① 大注連縄直径2.6メートル、長さ11メートル、重さ3トンの日本一の大注連縄は宮地嶽神社のシンボルとなっています。この注連縄は、毎年掛け替えられ、御神田に昔ながらの稲を生育させたワラにてなわれます。稲の発芽から注連縄の掛け替えまで、延べ1,500人もの方々による奉仕によるものだそうです。 大太鼓 via www.miyajidake.or.jp ② 大太鼓直径2.2メートルの大太鼓です。今日ではこの太鼓より大きな太鼓が全国にありますが、こちらの太鼓は全て国内より調達した材料により製作されているそうです。また、例年、1月1日午前0時に大太鼓は打ち鳴らされ、その音は、境内から数キロ離れた所にも響くといわれています。 大鈴 via www.miyajidake.or.jp ③ 大鈴重さは450kgもある銅製の大鈴で、篤信の方のご奉納によるものです。昭和35年までは大注連縄と共に拝殿に飾られていましたが、その重量の為、今日では鈴堂を建立し、大太鼓と共におさめられています。 宮地嶽神社・奥の宮八社を巡ろう!! 宮地嶽神社・奥の宮八社を巡ろう!! via www.miyajidake.or.jp 御本殿の奥に「奥の宮八社」と呼ばれる社が祀られています。「一社一社をお参りすれば大願がかなう」とう信仰があり、昔から多くの人が訪れています。奧の宮八社巡りの信仰は日本最大級の石室古墳発掘を機に不動神社が奉祀されたことから盛んになったそうです。八つの神社を巡る「奥の宮八社参り」は、それぞれ違うご利益のある神社を散策しながらまわることができるので、是非こちらまでまわってみてくださいね。 一番社・七福神社 via www.miyajidake.or.jp ■一番社・七福神社福を運ぶ神様として信仰されている七福神が祀られていいます。 二番社・稲荷神社 via www.miyajidake.or.jp ■二番社・稲荷神社└食物とお米の豊作を守る神様 稲荷とは”稲が成る”と書き、稲=食物を守る神様といわれています。 三番社・不動神社 via www.miyajidake.or.jp ■三番社・不動神社└災いや厄を除く神社 右手に剣・左手に縄を持つ不動明王は、災害を除く神様といわれています。奥の宮三番社不動神社では、日本一の大きさを誇る横穴式石室古墳の中に「お不動様」がお祀りされています。この古墳は地下の正倉院と呼ばれ、金の鐙(あぶみ)・冠(かんむり)・馬具類・大太刀等数多くの埋蔵物はここから発掘され、20点が国宝に指定を受けています。 四番社・万地蔵尊 via www.miyajidake.or.jp ■四番社・万地蔵尊└子供達の守り神 丸いお顔は子供の様に無邪気でにこやかです。人々は宮地嶽の稲荷神社に次のような祈りや願いをこめて祈りをささげてきたそうです。 ■五穀豊穣=野菜や果物の「豊作」の祈り。■腕前上達=調理の「腕前上達」の願い。■商売繁盛=お店の「商売繁盛」の願い 。 特に宮地嶽のお地蔵様は万地蔵さまと呼ばれ、子供の願い事は何でも(万・ヨロズ)聞いていただけるそうです。我が家の子供たちも何やら必死にお願いごとをしていました(笑) 五番社・恋の宮 via www.miyajidake.or.jp ■五番社・恋の宮└女性の心身内外をお守りする神様 あわしま様(淡島神社)とぬれがみ様(濡髪大明神)の二柱を祀っています。 女性特有の病気にご利益があり、女性の体をお守りする・あわしま様と、恋心を叶えてくれるという縁結びの・ぬれがみ様は、女性の心身内外をお守りする神様で「恋の宮」と呼ばれ、多くの方々に参拝頂いています。 ここは特に若い女性の参拝の方が多くいらっしゃいました。恋の宮と呼ばれる理由が、そばにあるハートのお願いごとからもわかりますね。 六番社・三宝荒神 via www.miyajidake.or.jp ■六番社・三宝荒神└かまど、火除けの神様 その名のとおり、荒々しい火の神様で、火をコントロールする霊力があるといわれています。 昔は、竈(かまど)の火で煮炊きをしていたことから、その場所の守り神、つまり台所や食べ物・調理の神様として信仰されています。また「三宝」とは人々の生活の根幹を成す水・食物を生育させる土・調理する火の、水土火ともいわれています。 七番社・水神社 via www.miyajidake.or.jp ■七番社・水神社└水がコンコンと湧き続ける龍神様 龍神様をお祀りしています。となりには水が湧き出ている龍の玉があります。 宮地嶽神社の周辺には大きな河川が無いのですが、神の恵み”雨”が地下水となり、地下に大きな埋蔵水として流れています。ここは龍神様が差配され水枯れすることも無く、今日でも水が湧き出しています。 八番社・薬師神社 via www.miyajidake.or.jp ■八番社・薬師神社└あらゆる難病から救って下さる神様 修験者が宮地嶽の山中にて修行を行う際に、病気や怪我が無いようにとお薬師様をおまつりしたのが始まりとされています。薬師如来として、仏教では多く見られますが、、薬師神社は数も少なく、ここは病に苦しむ人々の信仰が強い神社です。病気平癒祈願の依頼書をご神前にお供えされたり、護符(お札)や 和漢薬草等求められる方も多く参拝されます。宮地嶽神社!光の道をはじめ、訪れるだけで、たくさんのパワーをいただけそうですね。是非一度、現地でそのパワーを体感してみてくださいね! 宮地嶽神社:アクセス 〒811-3309福岡県福津市宮司元町7-1Tel : 0940-52-0016 / Fax : 0940-52-1020 【お車・バイクをご利用の場合】■高速利用福岡市方面から九州自動車道古賀IC下車北九州市方面から九州自動車道若宮IC下車■一般道福岡市天神から国道3号線で50分北九州市小倉から国道3号線で70分 【電車をご利用の場合】■JR福間駅下車、駅前よりバス(タクシー)にて約5分徒歩にて約25分(約2km)■西鉄バスJR福間駅から常時運行当神社参拝用臨時バスでは、神社前にて下車