おみくじを引いて真っ先に見てしまうのが「待ち人」のところですよね。特に恋愛中は、そこに書いてあることがとっても気になると思います。しかし実は、おみくじの待ち人にはいろいろな意味があるのです。今回は、現代ではなかなか分かりにくいおみくじの言葉の意味について寺社仏閣マスターの本田もみじが解説します! 【はぴねこ(AppStore)】コンシェルジュの黒猫と会話してぴったりの占いを見つける 【無料】2017年1月1日配信!新年限定のおみくじタロット!年初めの運だめしで1年の抱負をたててみよう! 目次[ 表示 ]おみくじの「待ち人」とは、彼氏の意味ではないおみくじ/待ち人の意味おみくじで意味する「待ち人」が来ない場合はどうする?おみくじ/待ち人の意味おみくじの意味、知ってる?分かりにくい言葉を知っておみくじを楽しもう■「さわりありて来ず」の意味■「たよりなしに来る」の意味■「来るが遅し」の意味まとめおみくじの「待ち人」とは、彼氏の意味ではない おみくじ/待ち人の意味 待ち人、という言葉にはいろいろなニュアンスがあります。読む人によっては「私が待っている特定のあの人」とも、「私を待っているまだ見ぬ人」とも取れてしまいます。 またついつい待ち人のことを「運命の彼氏」「大好きなあの人」と思ってしまいたくなるなど、恋愛に絡めて考えてしまうのですが…実はそうとは限らないのです! 待ち人とはズバリ、「あなたの運命に大きく関わる人」のことです。特に異性とは限りません。 あなたは人生の中でいろいろなものを待ち望んでいることと思います例えば「いい就職先」、または「ステキな引っ越し先」。もしかしたら「仕事での大きな契約」かも知れません。 おみくじに書かれる待ち人の意味とは、それをあなたに「運んで」くれる人のことを指します。その人が現れることで、あなたの人生に大きな転機がやって来る…待ち望んだ結果を届けてくれる…そんな存在が、待ち人なのです。 もちろんそれが彼氏である可能性も、あります。今年こそ良縁を、いい結婚をなどと具体的に願っている人にとっては、待ち人=ステキな相手ということになるかも知れません。 でも、もしかしたら「そんな相手に巡り合わせてくれる、誰か」自体にラッキーが潜んでいることも十分に考えられます。 それは人脈の広い近所のおばさんかも知れませんし、たまたま再会した同業者の幼なじみかも知れません。 つまり「恋愛の相手」に限定して考えてしまっていては、本当にラッキーを運んでくれた待ち人に気が付かず、良運を逃してしまう可能性もあるのです。 待ち人のところに「来る」と書いてあったら、異性に限定せず「素晴らしいものをもたらしてくれる誰かに出会える!」と喜んでおきましょう。そして幸運が舞い込んで来たら、素直に「待ち人が持ってきてくれた」と受け入れるようにしたいですね。 【はぴねこ(AppStore)】アプリでもおみくじを引いて運試し!待ち人は何? おみくじで意味する「待ち人」が来ない場合はどうする? おみくじ/待ち人の意味 しかし、待ち人の欄にはいいことばかりが書いてあるとは限りません。特に一番がっかりするのが、「待ち人 来たらず」という言葉でしょう。 異性に限らず、自分にいいことを運んでくれる人が来ないということですから…初詣でこれを引いてしまったら、テンションが下がってしまいますね。 しかし、おみくじは「1年間のことを固定してしまう」ものではありません。おみくじに表れているのは、そのときのあなた。 よく言われるのは、「ネガティブな気分で引くと、いい結果は来ない」ということ。おみくじはあなたの精神状態をよく表すのです。 だからこそおみくじの「待ち人」の欄にがっかりな結果が書いてあっても、それを変えることができるのはあなた自身です。気分を変えてポジティブなことを考えてみたり、例えばヘアスタイルを変えたりするものもおすすめです。 いい運気の流れは、同じような流れに合流したがります。もし自分の心だけではなく、来ている洋服や部屋の空気が重苦しかったら、そこに幸運はやって来ないのです。 積極的に自分を変えようとすることで、運気は大きく変化していきますよ。 また、どうしてもそのおみくじの結果を受け入れたくない場合は、おみくじを正しい方法で結んで帰りましょう。寺社には「結び処」というおみくじを結ぶ場所があると思います。そこに、細長く4つに折ったおみくじをキレイに結びます。 そして手を合わせ、「いい運に変化させることができますように!」としっかりお願いをしておきましょう。結果が良くなかったおみくじは持ち帰らずこのように結んでくることで、厄を転じさせることが可能です。 【はぴねこ(AppStore)】アプリでもおみくじを引いて運試し!待ち人は何? おみくじの意味、知ってる?分かりにくい言葉を知っておみくじを楽しもう このようにおみくじには、私たちがよく意味を分かっていない言葉がたくさんあります。今回はその中から、待ち人の欄に書かれることの多いいくつかの例をご紹介します。せっかく引くおみくじ、少しでも意味を正しく理解できたらもっと楽しめますよね。 ■「さわりありて来ず」の意味 「さわり」とは、障害のこと。何か大きな事故、事情があってその人・ことがやってこないことを表します。待ち人のところに「さわりありて来ず」と書いてあったら…ちょっとへこみますね。 もしかしたら周囲の人の反対にあってしまったり、何か問題が起きやすくなっているのかも知れません。焦らず気長に待ちつつ、自分の運気そのものを上げていけるようにポジティブに生活するようにしてみましょう。 ■「たよりなしに来る」の意味 「たより」とは連絡のこと。昔はそれは手紙だったと思いますが、この現代ではメールや電話でしょう。「たよりなしに来る」ということは連絡なしに急にやって来るということを指しま すので、もしかしたら嬉しいことが思わず舞い込んで来るかも!?と期待できますね。 また、思ってもみなかったことに遭遇するという意味もあります。今まで考えてもいなかった不思議なことが起きるのが、人生です。もしそこに何かのチャンスがあるのなら、怖がらずに新しいことにチャレンジしてみましょう。 ■「来るが遅し」の意味 これは分かりやすいですね。来ることは来るけれど、その時期はもう少し先になるよ、ということです。まず知っておいて欲しいのは、もし世界のどこかに本当に運命の相手がいるのなら、何もしなくても引き寄せられ巡り合う、ということ。だからおみくじに「来るが遅し」と書いてあったら、たとえ今ではなくても来るのでしょう。 待ち人に早く出会うことをを願うとついつい焦ってしまい、すぐに結果が欲しくなってしまいがち。しかしこう書いてあったら、その先で出会える幸運に思いを馳せてじっくり待つようにしてみましょう。余裕を持つことも、運気アップには必要ですよ。 まとめ 待ち人に限らず、おみくじに書いてある難しい言葉の意味をすべて理解できる人は少ないかと思います。でも昔の日本人も、寺社に行ってはおみくじを引いて一喜一憂していたと思うと何だか楽しいですね。いい運気が欲しいという願いは、すべての人に共通するもの。待ち人が現れる日を心待ちにしておきましょう!